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フィリピン スービック スプラットリー岩礁

1992年まで米海軍基地があったスービック湾(Subic Bay)にフィリピン 軍の航空機や艦艇を配備し、軍事基地として再開させる計画との記事を読んだ。
スービックから中国が埋め立てて基地を建設しているスプラットリー岩礁までの距離はわずか270Kmだ。東京から八丈島までは287Kmなのだから中国の基地建設はフィリピンにとって尋常の出来事ではない。
 
スービックは元アメリカ軍基地があったところで、2年前に僕とハニーの家族がスービックのホテルに2泊の旅行をしている。フィリピンとは思えないと本当に驚いた場所だ。ここは外国では?と言う。街に入るのにゲートを通過しなくてはならない。大統領直轄のフリーポートゾーンに指定されている。
 
街並みは整然として、白人女性がジョギングをしている。フィリピンとは思えないホッとできる街なのでハニーが驚いたのも無理はない。スービックはアジア最大の米海軍基地だったのだが、ピナツボ火山の大噴火でクラーク基地を放棄せざるを得なかった米国が契約更新時期に来ていたスービック海軍基地使用の更新を求めたのだが当時のフィリピン政権は拒否した過去がある。
 
米軍のいなくなった隙を注いて中国はスプラットリー岩礁を占領した
 
米軍はスプラットリー岩礁の埋め立て不沈空母化を認めていない。米軍がスービックに基地を構えると恐らく示威行動にでる。アイシャルリターンだ。フィリピンはかってのアメリカの植民地で思い入れもあると思う。僕はアメリカ人の悪口を言うフィリピン人を知らない。
 
海上自衛隊は6月下旬にフィリピン海軍とのパラワン諸島での遭難船の捜索・救助演習に参加している。P3C哨戒機も遠路参加している。東シナ海よりも心配だ。
ちなみに、10月には米、インド海軍がインド洋で行う軍事演習にも参加予定という。
 
中国軍での上部腐敗幹部の粛清に伴って発言力がます中堅将校たちは、戦力を試してみたい発言が目立つという記事もあった。
心配だ。
 
スービックに行く高速道路のゲートにはこの道路が日本の政府援助基金によって建設されたと大きく掲示されている。
スービツクは日本人観光客でもホッとできるフィリピンでは数少ない場所だ。イルカのショーなどのマリンパークも近くにある。サファリパークもある。
 
スービックの街ではスーパーも商店の袋も全て紙袋だ。マリンパークのショーでも環境に悪いビニール袋(彼らはプラスティツク袋という)を使うのはやめようと話している。日本よりも進んでいるのには驚きを感じた。フィリピンでもここは別の世界の楽しい旅だった。
 
でも米軍基地ができると変わるのだろうか?