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安保法案

この瞬間にも多くの人がブログに今日の出来事を書いているだろう。
今日、衆議院で安保法案が可決された。
文民主導による軍靴の響きだ。これはバッドだ。
 
国民の大半が法案可決は時期尚早だと思っていると思う。これは事実だ。
憲法違反なので僕はこの法案の可決には反対だ。しかし一方の僕は、アメリカでも当惑しているほどの中国の台頭に直面したまさにこの時に我が国がとるべき必然だと思っている。
 
中国共産党の歴史は浅い。第2時大戦で塗炭の辛苦を味わった旧ソ連邦とは違う。
アメリカに基地を提供して朝鮮戦争にも掃海参戦した我が国の取らされる選択肢は考えればわかる。
ユーチューブで中国軍ベトナム兵にした南沙諸島の虐殺の動画を見るといい。妻の祖国フィリピンは米軍撤退でスカボロー岩礁を中国にかすめ取られただけではなく造成中の軍事施設が脅威になってくる。
 
僕が良かったと思うことに法学部法律学科をでたことがある。一時は大学現役中に弁護士試験に合格することを目的とするサークルにも属していた。法律をそこそこ理解しているので冷静に考えることができる。社会の根底は法律だ。そして憲法がある。
安保法制は憲法違反である。これは事実だ。
 
一方の僕は思う。今の法案可決は国際社会で日本がアウトオブデイトに成らないためのいわば緊急避難だ。
 
70年ぶりの改正で18歳以上に投票権が与えられることになる。
今回の安保法案で憲法改正の必要性が認識され、若い人たちの意見も取り入れた国民総選挙の下地が整うと思う。
 
できるだけ早い時期に憲法改正の必要性の国民の信をとって改正可能性を探るべきだろう。
憲法9条だけではなく、改正する必要のある部分は他にもある。
国民の総意に基づいて改正すれば、今回ので安保法案も取捨選択されて憲法に反映される。反対なら新しい憲法に基づいて廃案にすれば良い。その時までに本当に必要だったかどうか、時間的な経過とこれからの出来事で僕らが判断できる情報量も増えるだろう。
 
繰り返すが僕は安保法案は反対だ。幸いなことにアメリカとイランとの和解に伴ってフォルムズ海峡での掃海の必要性も遠のいた。尖閣諸島へのアタックがあった場合は今回の安保法案は関係無い。もともと対応できる。
時間はまだあるということだ。3年だと思う。
ここまで来てしまった安保法案も憲法選挙でこそ国民の総意が反映できる。